小砂・森の家(1997)|那珂川町

里山の小高い丘の縁に建つ梶原と家族4人の住まい(自邸)である。東京中野に居住している時、地方にもう一つ拠点を作りたいと考えて探し始めこの土地を購入した。当初は、居住するのかセカンドハウス的に利用するのかも定まっていなかったが、1年ほど週末に通ったのち、長男の小学校入学に合わせて本格的に移住することにした。
西向きの傾斜地で、一般的には等高線に沿った形で建てるが、あえて投稿せんに直行するように2間半 × 9間の細長い矩形の棟を配した。その棟に45°振った正方形平面の寝室棟を食い込ませ、反対側には1階に洗面浴室、2階に台所の水回りを置き、その隙間を抜けていくように階段を配した。湾曲した天井を長手方向に水平に掛け、1階は天井高を高く2階は低くして、上下のひろまの性格を変化させ、外物の関係を多様なものにしている。
暖炉に加えて、空気集熱式太陽熱集熱システム(OMソーラー)を備え、寒い冬でも快適に過ごすことができる。

竣工年 | 1997年
所在地 | 栃木県那須郡馬頭町(現・那珂川町)
用途 | 専用住宅
施工 | 深谷建設
規模・構造 | 地上2階建 木造
敷地面積 | 1153.15㎡
延床面積 | 108.05㎡(1階:64.85㎡、2階:43.20㎡)

〈受賞歴等〉
・新建築 住宅特集 1999年9月号/室内 1998年9月号/他多数収載
・第6回 OM地域建築賞入賞
・TEPCO 快適住宅コンテスト 佳作