袋田病院 新棟(2011)|大子町

精神科病院の新棟増築計画である。
120床の病床数のうち、既存等を60床の病棟に改修し、新たに外来部門・医局・管理部門を備えた60床の新棟が計画された。
精神科病院では、入院期間が長期にわたる場合が多く、その病態が環境的要因と深い関係をもつ精神疾患にとって、入院スペースは日常の生活の場であると同時にその在り方が治療の一部と言えるほど大きく関係している。
病棟は、気分・状況に応じて自分の居場所を見つけ出すことができる空間の多様さち、多くの「他人」との共同生活なので、人との距離感を倍々でうまくつくることができるような空間の設えが必要と考えた。
慢性期、急性期、ストレスケアの3つの病棟と診療・管理棟のハザマの空間における、空間の拡がり、囲まれ方、繋がり方、光の周り方、仕上げによる変化により、入院患者が「過ごすため」の様々な場が創出されている。

竣工年 | 2011年
所在地 | 茨城県久慈郡大子町
用途 | 病院(精神科病院)
構造 | 大賀建築構造設計事務所
設備 | 科学応用冷暖研究所
施工 | 戸田建設
規模 | 地上3階建 地下1階建
構造 | 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
敷地面積 | 8071.08㎡
延床面積 | 2942.20㎡(地下1階:25.20㎡、1階:1253.59㎡、2階:1406.22㎡、3階:257.90㎡)

〈受賞歴等〉
・新建築 2011年10月号収載 新建築社
・医療施設 2012年6月刊収載 大連理工大学出版社